石濱神社 楠公山車里帰り巡行 寺澤禎則

南千住の南端近くにある石浜神社は、聖武天皇の神亀元(724)年、
勅願によって鎮座され、今年は1,300年になります。
その記念事業として、明治39(1906)年に群馬県下仁田町仲町地区に
譲渡された山車と人形が、118年ぶりに里帰り巡行するというので、
観てきました。

下仁田町では、1960年頃まで活躍し、それを元にいくつかの山車が
制作され、町の祭りで用いられてきました。
しかし、老朽化や人口減のため、10年以上使われずに保管されていたそうです。

2年前、石浜神社から例大祭で人形の展示を行いたいとの打診があったところ、
せっかくだから山車も修理のうえ石浜神社へ運搬し、
巡行しようということになりました。

山車の上には、大楠公・楠木正成の立派な人形が乗って、
にらみをきかせています。
この人形、昇降装置がついており、電線がある場所では高さを下げることが
できるようになっています。

笛・太鼓・当り鉦の賑やかなお囃子を聴きながら、
お祭り気分を楽しみました。


本部(水)・ソレイユカルチャーセンター三郷(月)講師
寺澤 禎則
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